資産の取り崩しシミュレーターの使い方|資産が何年もつかを試算する
公開日:2026年8月6日 対象ツール:資産の取り崩し・資産寿命
老後資金やFIRE(早期リタイア)を考えるとき、「今ある資産を毎月いくらずつ取り崩すと、何年もつのか」は最も気になる問いのひとつです。資産の取り崩し・資産寿命シミュレーターは、現在の資産額・取り崩し額・想定運用利回りを入力すると、資産がゼロになるまでの年数(資産寿命)を年ごとの試算で計算するツールです。逆に、もたせたい年数を決めて「毎月いくらまで取り崩せるか」を逆算することもできます。
このツールでできること
- 資産寿命を知る:資産額・取り崩し額・利回りから、資産が何年もつかを計算します。運用益が取り崩し額を上回るときは「事実上、尽きません」と表示され、元本を減らさずに続けられる目安が分かります。
- 取り崩せる額を知る:資産額・もたせたい年数・利回りから、年数ちょうどで使い切る場合に毎月いくらまで取り崩せるかを逆算します。
- 毎月・毎年の切り替え:取り崩し額の単位を切り替えられ、内部では年額に換算して計算します。
使い方
- 「資産寿命を知る」タブで、現在の資産額・取り崩し額・想定運用利回りを入力すると自動計算されます。
- 「取り崩しの頻度」で毎月・毎年を切り替えます。運用しない場合は利回りを0にします。
- 「取り崩せる額を知る」タブに切り替えると、資産額・もたせたい年数・利回りから毎月取り崩せる額を逆算できます。
- 結果欄で資産寿命や取り崩し総額を確認します。
- 「結果をコピー」で試算結果をメモや家計の記録に貼り付けられます。
こんなときに便利
退職を控えて「貯めた資産で何年暮らせるか」を大づかみにしたいとき、利回りを0%・3%・5%と変えて試すと、運用の有無で寿命が大きく変わることが見えてきます。逆に「30年もたせたい」と年数を先に決めたい人は、逆算モードで無理のない生活費の上限を確認できます。FIREでよく使われる4%ルールの感覚をつかむ用途にも向いています。
よくある質問
資産寿命はどう計算していますか
1年ごとに『残高×(1+利回り)−年間取り崩し額』を計算し、残高がゼロになるまで繰り返す年次シミュレーションです。取り崩しは年末にまとめて差し引く簡易モデルで、尽きる時期を「◯年◯か月」で概算表示します。
「事実上、尽きません」とは何ですか
運用益(資産額×利回り)が年間の取り崩し額を上回る状態です。元本を取り崩さず運用益の範囲内で暮らせるため、理論上は資産が減りません。FIREでいう『資産×利回りの範囲で生活する』考え方にあたります。
4%ルールとは何ですか
年間支出の25倍の資産があれば、毎年4%ずつ取り崩しても約30年は資産が持つ確率が高い、という米国の経験則です。本ツールで実質利回りを入力し、取り崩しを資産の4%程度にすると近い試算ができますが、日本の税制・物価とは前提が異なるため、あくまで参考程度に考えてください。
税金やインフレは考慮されていますか
いいえ。運用益への課税(約20%)や物価上昇(インフレ)、手数料は含めていません。より慎重に見るには、利回りを実質ベース(運用利回り−インフレ率)で低めに入力すると安全側の試算になります。
本ツールは利回りが毎年一定と仮定した概算で、将来の運用成果を保証するものではなく、投資助言でもありません。税・インフレを含めていない点にも注意し、あくまで大まかな目安として活用してください。重要な判断の前には、ファイナンシャル・プランナーなど専門家への相談をおすすめします。