QRコードの作り方と読み取れる設定|サイズ・余白・誤り訂正レベルの目安
公開日:2026年7月11日 対象ツール:QRコード生成
QRコードは白黒の小さな正方形(モジュール)の並びで情報を表す二次元コードで、スマートフォンのカメラをかざすだけで読み取れます。「作れたのに現場で読めない」という失敗の多くは、コードの中身ではなく、サイズ・余白・コントラストといった“使い方”側に原因があります。この記事では、確実に読み取れるQRコードを作るための勘どころを整理します。なお「QRコード」は株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
QRコードは何に使える?
- URLへの誘導:Webサイト・申込フォーム・SNSプロフィールなど、紙からオンラインへつなぐ定番の用途です。
- Wi‑Fi接続:SSIDとパスワードを所定の書式でコード化すると、読み取るだけで接続できます(対応端末)。店舗やゲスト用の掲示に便利です。
- 連絡先(vCard):名前・電話・メールをまとめて渡せます。名刺に載せれば連絡先登録がワンタップになります。
- 決済・メニュー:会計ページや店頭メニューのURLを掲示して、待ち時間や接触を減らせます。
合言葉やメモのような短いテキストを、そのままコード化することもできます。
誤り訂正レベル L/M/Q/H の使い分け
QRコードには、一部が汚れても復元できる誤り訂正が組み込まれています。復元できる割合はL=約7%、M=約15%、Q=約25%、H=約30%。レベルを上げるほど傷に強くなりますが、同じ内容でもモジュールが増えて密になります。
- L/M:画面表示やきれいな紙面など、汚れにくい場面向け。コードを単純に保てます(本ツールの初期値はM)。
- Q/H:屋外掲示・ラベル・ロゴを重ねる場合向け。中央にロゴを置くならHが安全です。
印刷サイズと読み取り距離の目安
読み取りやすさは、サイズと距離のバランスで決まります。ざっくりした目安として、読み取り距離のおよそ10分の1がコードの一辺と考えると失敗しにくくなります。
- 手に持つ名刺・チラシ(距離20〜30cm):一辺2〜3cm以上。
- ポスターや棚(距離1〜2m):一辺10〜20cm以上。
- 看板・横断幕(距離5m前後):一辺40〜50cm以上。
迷ったら大きめに。小さすぎるコードはピントが合わず、読み取り失敗の最大の原因になります。
余白・コントラスト・URLの長さ
- 余白(クワイエットゾーン):コードの四辺に、モジュール4個分程度の白い余白が必要です。文字や画像で囲みすぎると、カメラがコードの枠を認識できません。
- コントラスト:背景は白、コードは黒など濃い色にします。明暗を反転させた「明るいコード×暗い背景」は読めない端末が多いので、色を付ける場合も濃いコード×薄い背景を守ってください。
- URLは短く:入れる文字が少ないほどモジュールが粗く(大きく)なり、読み取りやすくなります。長いURLは短縮URLにしてから入力するのがおすすめです。
ありがちな失敗例
- 小さすぎる:距離に対してコードが小さく、ピントが合わない。
- ロゴで潰す:中央に大きなロゴを載せ、誤り訂正の許容を超えてデータ部を隠してしまう。ロゴを載せるならHレベルにして小さめに。
- 低コントラスト・反転:薄い色同士や明暗の反転で、白黒の境界が読めない。
- 余白ゼロ:ぎりぎりまで文字を詰めて、コードの枠を認識できない。
このツールでの作り方
- 入力欄にURLやテキストを入力(貼り付け)すると、その場でQRコードが表示されます。
- 用途に応じて誤り訂正レベル(L/M/Q/H、初期値M)を切り替えます。
- スマートフォンのカメラで読み取り、リンク先が正しく開くか確認します。
- 「SVGをダウンロード」で保存します。SVGは拡大しても劣化しないので、名刺からポスターまで同じデータを使い回せます。
生成はすべてブラウザ内で完結し、入力した内容が外部に送信されることはありません。まずは自分のサイトのURLで試し、実際に掲示するサイズで読み取れるかを確認してから印刷しましょう。